
どうも!
ハイブリッドカーライフのセッジです。
私がドライブした限りですが、フィット3ハイブリッドによる関東周辺の高速道路(自動車専用道路)の燃費情報がけっこうたまってきました。
そのため、ここで一度まとめてみようと考えました。
我が家のフィット3ハイブリッドは製造から既に7年が経ちました。
※入手したのは5年経過した時点です。
搭載されているハイブリッドシステムのi-DCDは、実は10年以上前に設計されたもので、旧式のシステムになります。
現在のホンダのハイブリッドカーの主流は2モーターのe:HEVですが、現行のフリードハイブリッドは現在もi-DCDを採用しており、旧式ではありますが非常に優れたシステムです。
特に高速道路での燃費性能は、e:HEVよりも優れている部分もあります。
ですので、現行フリードや中古車のフィット、ヴェゼル、シャトル、グレイスなどを考えている方は、ぜひ参考にしていただければさいわいです!
※基本的に最も良かった燃費の数値を掲載しています。
首都高速:最高時速80km
まずはもっとも使用頻度の多い高速道路(というか速度的には自動車専用道路?)の、首都高です。都心周りは60km/hですが、湾岸道路などは80km/hになっていますね。
この速度は実はもっともi-DCDが得意とする領域です。
そして首都高はワインディングは多いモノの、高低差はさほど大きくないので渋滞さえなければ良い燃費になるコトが多いです。
首都高でもっとも良い燃費になったのは、初台↔大黒PAまでの距離約40kmの区間で計測しています。
ここではリッター31.6kmでした。
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関越道:最高時速80km
関越道は、練馬↔花園までの距離約66km区間で計測しています。
ここではリッターあたり28.6kmになりました。
関越道は首都高と同じ最高時速80kmではありますが、山間部に向かっていく道路なので、若干登り坂になることもあり登るための力を必要とするためか、首都高に比べるとやや燃費が悪くなりました。
ただまあ、それでもリッターあたり28kmもあれば良い燃費といえますね。

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東名高速:最高時速100~120km
東名道は御殿場でこれまでの東名道と新東名道に分かれ、それぞれ最高速度が異なります。
私は基本的に「その道の流れに乗る」という形で走行しますので、それぞれの最高速度弱で走っています。
以下、東名道、新東名道に分けて書いていきます。
こちらは目黒↔富士宮までの距離約140kmで計測しています。
東名高速:最高時速100km
最高速度80km/hの首都高や関越道に比べるとすこし燃費が悪くなりリッター25.7kmでした。
その理由は速度にあります。
i-DCDは時速90km未満で走行用バッテリーの電力が十分な場合、EV走行が可能になります。
高速走行でモーターのみでの加速はできませんが、エンジンを停止した状態で現状の速度を維持するコトができるのです。
しかし時速90kmを超える速度ではEV走行は不可能になり、エンジン主体の走行になります。
この状態ではバッテリーはどんどん溜まっていきますので、加速が必要な時にモーターはエンジンのアシストに回ります。
そういう意味ではエンジン主体になってはいるものの、純ガソリン車と比較するとかなり良い方だと言えるでしょう。
新東名高速:最高時速120km
こちらは最高時速120kmになる新東名です。
燃費はぐっと落ち込み、リッターあたり19.4kmになりました。
こうなってくると「燃費の良い純ガソリン車」と同等、またはすこし良い程度というイメージです。
こちらも時速100kmの東名道とおなじくモーターは加速時にエンジンのアシストに回ります。
ここまでの速度になるとモーターの力は足りないのか、あまり燃料軽減にはつながらないようですね。
また燃費とは関係ないのですが、クルーズコントロールが効かなくなりました。
正確にいうとクルーズコントロールは時速120kmで固定できず、時速110kmまでしか機能しないようです。
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常磐道:最高時速110km
常磐道は最高時速110kmです。
ちょうど東名と新東名の間くらいの最高速度です。
となるとリッター25と19の間くらいかな…?と考えていたのですが、意外にも時速100kmの東名道よりも良い結果になりました。
こちらはリッター27.1kmでした。
渋滞ゼロとは言いませんが東名道ほどは混まないのと、大きなカーブが少ないのも関係しているかもしれません。
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東北道:最高時速120km
板橋↔佐野SAまでの距離約72kmで計測しています。
同じく最高時速120kmの新東名とほぼ同じ、リッター20.6kmでした。
時速120kmの速度域だとこういう数値になるようです。
東北道もこれぞカーブというほどのカーブはすくない印象なので、速度に対してモーターの力があまり働かなくなっているのでしょう。
基本的に高速走行時のハイブリッドカーは純ガソリン車よりちょっとだけ燃費がいいクルマになると考えておくのが良いと思います。
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フィット3ハイブリッドの高速道燃費比較まとめ
今回の記事は関東周辺の高速道路で実際に走行して計測した燃費をまとめました。
特に街乗りと比べて大きく乗り方を変えているということはありません。
具体的に書くと、時速90km未満の時はバッテリーが十分ならばEV走行を行い、バッテリーが減ってきたらエンジン+充電走行を行うだけです。
もちろん、減速時は回生をかけて充電しています。
EV走行が可能な状態の時はそうでない時の1.5倍ほどの燃費になると考えると良さそうです。
時速90km以上の時はEV走行はできなくなるので、加速時にモーターアシストで電力を消費しますが、それ以外ではエンジン+充電走行で速度を維持しています。
そして道路状況が変わって全体的な速度が落ち、時速90km未満になったらEV走行になるようにしています。
「高速道路の燃費」と一括りにいっても、高速道路の仕様によって燃費は大きく変動するということです。
また、ハイブリッドが高速時燃費が純ガソリン車と同じくらいになるコトから、モーターは高速走行時は効率が悪くなるのもわかりました。
世界はEUの『2035年EV化法案』に追従し、電気自動車推しがつよいです。
ただ、私的には本当に効率の良いクルマというのは、ガソリン車でもあり電気自動車でもあるハイブリッドカーだと考えています。
うちのフィットの場合、高速も一般道もあわせて月平均するとリッター20~25kmになり、一回の給油での航続距離は800km~1000kmに達します。
燃費が良いということは、それだけ1回の給油で長く走れるコトを意味します。
ハイブリッドカーには今後も活躍してもらい、発電や充電インフラに不安がなくなってから電気自動車にゆっくり切り替わっていけば良いと思います。
安心して乗れるクルマに乗っていきたいモノですね。