ひさしぶりの更新になってしまいました。
ハイブリッド・カーライフのセッジです。
先日開催された「Honda SENSING 体感試乗会」へ参加してきました。
今回は、その貴重な体験レポートと感想をお届けしたいと思います。
参加のきっかけ
参加のきっかけは、愛車の点検日程を確認しようと「ホンダトータルケアサイト」のメッセージをチェックしていたことでした。そこに、この体験会の告知があったのです。
「月曜開催か…」と一瞬悩みました。ですが、当日は幸い(?)午前中だけが仕事の日。「これはせっかくの機会だ」と思い立ち、午後の部に参加を申し込んでみました。
ところが、当日はちょっとしたハプニングも。 朝はあんなに晴れていたのに、家を出る昼過ぎになってまさかの大雨に降られてしまいまして…。
(フライヤーには「雨天決行、荒天中止」とあったので、正直少し焦りました😅)
幸い、会場(大泉自動車教習所)の最寄り駅、大泉学園駅に着いた頃には雨は上がっていたのですが、風はまだ少し強く、濡れた地面を見ながら会場へと向かいました。
今回の主催は「Honda Cars 東京中央」さん。そして、いつもお世話になっているホンダカーズ豊島店さんからのご招待です。
教習所を会場にして開催されていました。
この記事では、そんな状況で体験してきた、
「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」の予想外の衝撃
アコード e:HEVでの**「Honda パーキングパイロット」体験
注目のBEV「N-ONE e:」の試乗インプレッション
そして、意外な「気づき」を得られた「交通安全教室」
これらを、詳しくレポートしていきます。
【体験レポ①】フリード e:HEVで「衝突軽減ブレーキ(CMBS)」体験
まずは、最大の目玉である「CMBS(衝突軽減ブレーキ)」の体験です。
これは訓練を受けたスタッフさんしか運転できないとのことで、いつもお世話になっている馴染みの営業さんが運転する、「フリード e:HEV」に同乗させてもらいました。
体験は、先行車(障害物)に見立てた壁に向かって、時速20kmからブレーキをかける、というもの。
正直、「時速20kmくらいなら、危なげなくスーッと止まるんだろう」と予想していました。
ところが、壁を認識してブレーキが作動した瞬間、予想していたよりも「大きな衝撃」がドンッ!と身体に伝わってきました。
もちろん、壁には全く衝突せずに停車したのですが、この衝撃には驚きました。
「低速でもバカにできない」と痛感しましたし、もしこれがもっと速い速度だったら……。
と考えると、安全機能の重要性を改めて思い知らされた体験でした。
【体験レポ②】アコード e:HEVで「Honda パーキングパイロット」を体験!
続いては、新型「アコード e:HEV」に搭載されている「Honda パーキングパイロット」の体験です。 こちらは、縦列駐車のシチュエーションで、私自身が少し運転(場所合わせ)をして体験しました。
実は、私の場所取り(停止位置)が悪かったのか、最初はなかなか駐車エリアを認識してくれず…。
(他の参加者の方の中には、一発で認識が成功した方もいらっしゃいました)
何度か前進・後退して位置を調整したところ、無事に「ピコーン!」と認識されました。 認識が完了すると、あとは「完全手放し」。
驚いたのは、ここからです。 なんと、一度も切り返しをすることなく、スーッと一回で駐車が完了しました。 これは本当に便利ですね。認識には少しコツがいるかもしれませんが、決まれば圧倒的に楽だと感じました。
【体験レポ③】注目のBEV「N-ONE e:」を運転!試乗インプレッション
今回の体験会で自分でコースを運転できたのが、注目のBEV「N-ONE e:」でした。
コースは教習所内です。おもえば教習所を走行するのも免許を取った時以来なので、数十年前のことです。なんとなくノスタルジックな気分にもなりました。
乗ってみた第一印象は、「驚くほど静かなのに、ぐいぐい進む」感覚。
BEV(電気自動車)ならではのトルク感で発進からとても力強く、教習所内の坂道もまったくストレスを感じさせず、パワフルに登っていきます。
また、「軽」のカテゴリーでありながら、軽さを感じさせないドッシリとした安定した走り心地も印象的でした。 ワンペダル操作(ホンダさんでは「シングルペダルコントロール」)も可能でした。
ただ、あまりに静かでパワフルなため、短い教習所コースではアクセルの踏み加減(力加減)を掴むのが、逆に少し難しく感じたほどです。
❖もし普段使いするなら?
もしこの「N-ONE e:」を普段使いするなら…と考えると、
【メリット】 自宅に充電設備を設置できるなら、都内での走行は非常に快適そうだと思いました。
【懸念点】 満充電での航続距離が約290kmと聞いたので、私のように東京-長野間を往復するような使い方には、少し不安が残るかもしれません。それと、本当に静かなので、気づかないうちにスピードが出ている可能性があり、そこは注意が必要かもしれないと感じました。
基本的にこのブログは「ハイブリッド・カーライフ」なので、今のところ私にはEVという選択肢は無いのですが……それでも、先日のジャパンモビリティショーで発表された、「スーパーワン プロトタイプ」にはちょっと心が動かされています。
だって、ニ代目ではありますが元シティ乗りでしたので……。
ブーストモードなどというバカ機能(褒め言葉です)が付いているとか、これまでのEVのイメージとかけ離れてます……w
【体験レポ④】安全教室での「重要な気づき」
3つの体験が終わった後、「安全運転教室」にも参加しました。
これもまた、非常にためになる内容でした。
❖自転車シミュレーター体験
教習所によくあるドライブシミュレーターの「自転車版」のような筐体(CGモニター+エアバイク)で安全確認をしながら進む、というもの。 結果は…満点でした! (まあ、横に係員さんがついて丁寧に指示してくださるので、ほとんどの人は減点にならないとは思いますが…w)
❖安全運転教室(動画視聴)
ホンダさんの安全運転シンボルキャラ「できるニャン」による動画を視聴しました。 その中で、特に「気づき」となったのが次の2点です。
1「負けるためのじゃんけん」
画面のできるニャンが出す手に、こちらは「負け」続けなければならない、というゲームです。これが、やってみると意外と難しい。
じゃんけんをしようとすると、無意識に「勝とう」としてしまう本能が働くため、「負けよう」と考えると一瞬タイムラグが起きます。できるニャンのペースが速くなっていくと、もうパニックで、どんどん負けられなくなってしまうんです。
これは、「とっさの出来事に対し、冷静な人でもパニックになり、適切な判断が遅れる」ということを実感させる、巧みな仕掛けだと感じました。
2. 「クルマと子どもの距離感(死角)」
「3歳児くらい」のお子様の身長(約70cm)に見立てたロードコーンをクルマの真後ろに置いた場合、リアウインドウからはまず見えません。
では、「そのロードコーンが視認できるのは、クルマから何m離れた位置か?」というクイズが出されました。
私は「6m」と回答したのですが、実際はそれでも見えない(正解はもっと遠い距離)ことが判明。
ドライバーが「これくらい離れれば見えるだろう」と思う感覚以上に、死角は遥かに広いという危険性を、改めて思い知らされました。
まとめ:SENSINGの「技術」とドライバーの「意識」
今回の「Honda SENSING 体感試乗会」、非常に充実した内容でした。
CMBSやパーキングパイロットといった「技術(SENSING)」による安全サポートの進化を、身をもって実感できました。
同時に、安全教室の「負けるためのじゃんけん」「子どもの死角」を通じて、技術だけでは補えないドライバー自身の「安全意識」の重要性を、改めて強く再認識させられました。
技術の進化を体験しつつ、自らの意識もアップデートできる。
こうした体験会は、ドライバーにとって本当に貴重な機会だと感じます。
もし次回の開催があれば、ぜひ参加されてみてはいかがでしょうか。



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